そのフレームを破壊せよ。見たことのない世界を見るために
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい
月夜にエロスは外せない
フリーキーアナリスト
guts koporu takkaのblogが始まるよ~!!
抽象化と二次元
皆さんのなかには、旧blog
のころから読んでくださっている方もいると思います
いるでしょう
え‥。いますよね?
旧blogのほうでは初期から、二次元創作
つまりマンガやアニメについてのエントリを何本か書いていて、
けっこう人気だったりしました
現実と、2Dがリンクしてドッカン! - ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで
続、現実と2Dがリンクしてドッカン! - ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで
元祖人気企画? 現実と2Dがリンクしてドッカン! 第三弾 - ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで
このシリーズをいまの僕の言葉で説明するなら、
マンガをマンガとしてしか読まないのはもったいない
ストーリーを楽しむのはもちろんだけれど、
もっと抽象化して、そのマンガやアニメのエッセンスを受け取ったほうが有意義ちゃうん?
ってところでしょうか?
別に肩肘張って読め、観ろって話ではないんですよ
楽しむのが大前提
けどね、少なくともこのblogを読んでくれている人に
「マンガを読む時間があるんだったら、活字を読みなさい」
なんて偏見と先入観の塊でしかないようなことを言う人はいないとは思いますが、
実際のところマンガやアニメには
人生の大切なことのほぼすべてが網羅されている
と言い切ってもいいくらいのものが詰まっているわけです
僕のblogっぽい表現をするなら、絵やセリフ、ストーリーの背景にある膨大な情報をどれだけ、
またはどのようにすくいとれるのか
ということなんじゃないかな、と思います
なにをするにしても、
その人がどう向き合っているかで、対象が同じものであっても
受け取っているものはまったく違うということですね
世界観と枠組み
上のほうにわざわざ添付した旧blogの記事を全然読んでいないものぐさなあなたのために簡単に説明すると、
(でもその気持ちはよくわかりますよ。やたら旧記事のリンクが貼ってあったりすると、ちょっとげんなりしちゃったりしますよね‥w)
旧blogのシリーズでは
マンガやアニメでは、エンターテインメントという性質上演出だったり誇張表現はもちろん使われているけれど、
よくよく観察してみるとそこには現実世界の現象に十分通ずるような要素がそこかしこに散りばめられている
って言うか当たり前に感じてしまっているだけで、そもそも俺たちがいるこの世界は摩訶不思議なところだよ?
ってことを言っていたわけです
んで最近わりとまとめてマンガを読んだりちょいと理由があって夫婦でアニメを観ていたりする時間が多いんですが、
(そのへんの理由については話がとっ散らかるのでまた別の機会にお話しします。簡単に言えば、食事中になんとなくテレビを観ないようにするために、アニメくらいの時間の映像がちょうどいいってことです)
ふと気づいたことがあります
自分を次のステージに連れて行くためには、
日常を意識的に変化させていくためにそれまでの自分の生活の習慣を疑ってみる、
そうすることによって知らず知らずのうちに自分を囲んでしまっている
枠を破壊する
ということが必要なわけです
これは日常の行動レベルから実践できることで、
たとえばシャワーを浴びるときにいつもとは違う順番で身体を洗ってみるとか、
散歩のコースをちょっと変えてみるとか、
そういうところからヒントが見つかったりする
もちろん「やっぱりいつものやり方が良いな」と落ちつくこともあるだろうし、
全然想像もしていなかったようなことに繋がっていったりもする
これは本当に、本当に大切なことです
いいですか?テストに出ますよ?
だけど、そもそもの自分の視野の範囲内にない世界のことを想像するのは誰にとっても簡単なことではありません
自分の視野を拡げるためにそれをするのに、視野の範囲にないことは想像しづらいという、この矛盾
ニワトリが先かタマゴが先か
ちょっといろんな説明をすっ飛ばして言ってしまうと、別に親しいわけでもないんだけどあなたの知り合いの知り合いの知り合いくらいになんだか凄い感じの人がいるとしたら、
それはあなたの可能性
であるわけです
あなたの視野に入っているということは、それは既にあなたが実現可能なことの範疇に入ってきているということです
なにを言ってるかわからないって?w
わかってます
わかってないことをわかってます
わかったうえで続けますが、まあたとえばあなたの知り合いの知り合いの知り合いにアメリカ合衆国大統領がいるとしたら、
あなたには大統領になれる可能性が出現している、
ということです
本質のお話ですから、表面をさらった揚げ足取りはやめてくださいね?
日本人がアメリカという国で現実的に大統領になれるのか、
とかそんなことまでは知りません
そして、『大統領』という肩書きは表面的なものでしかありません
要は、そういう存在にあなたがなれる可能性が出現している、ということです
このへんのことを詳しく説明するのは今回の趣旨ではないのであなたの頭が混乱しているのを承知で先に進みますがw、
理屈はとりあえずいいんです
そういうこともあるんだな、というくらいの理解でいまはついてきてください
あなたがもしこの話に可能性を感じ、信じて実践するのであれば、
理屈というのはあとからついてくるものです
ただ、実際にはあなたの周囲に大統領が初めからいるわけではないし、
身近に凄い人がいたとしてもあなたは気づかなかったりするものです
(アメリカ大統領はさすがに気づくだろうけどねw)
そういうものなんです
なぜなら、あなたの視野、世界観が圧倒的に狭いからです
話が最初に戻りますが、あなたの世界観にないものはそもそもあなたに見えないのです
困ったものですね
そこでようやく話がアニメ、マンガに戻ってくるわけですが、
最近気づいたことっていうのが、マンガやアニメは
世界観を拡げるのにこれ以上ないくらいに最適だな
ってことです
もちろん本質的には、それが小説であっても映画であってもいいんです
ただ、マンガやアニメは二次元という特性上、
より無茶をしてくれる
人間では不可能っぽい動きや、なかなか日常でお目にかかる機会のない現象のオンパレードなわけです
ガンガン枠をぶっ壊してくれる
そこで「だってマンガでしょ」「アニメでしょ」と言ってしまう人はそこで終わりです
たしかに表面的には創作上の世界であり、現実世界で再現できるようなことは多くはないかもしれません
しかしほんとにそうでしょうか?
その本質を探ってみたとき、自分たちの現実に応用できることが、幾らでも見つかるはずです
それができるかどうか、感じられるかどうかで、あなたの今後はずいぶんと変わってくると思いますよ
guts koporu takka的作品紹介
最後に、最近読んでいる(読んでいた)マンガや、アニメを紹介して終わろうと思います
知ってる人にはいまさらな、そう
『攻殻機動隊』ですね
これは最近リメイクされた〝2.0〟のほうです
自分の引き出しやキャラクターをつくってきたのが映画やテレビゲームやマンガや小説や‥
ということに改めて気づいてから、
奥さんと週1本映画を観ることを最近していたのですが、
(そうそうすっかり忘れてたけど、世界観を拡げるのにはテレビゲームも有効だと思いますよ。人によってはマンガやアニメよりさらにとっつきづらいと思うけど)
その流れでこのアニメ映画を観たのが、最近アニメを観ている流れに繋がっています
おかげで映画はほとんど観なくなってますけどねw
これも知っている人は知っている
ご存知日本一ゲスな漫画家、木多康昭が描くゲスな喧嘩屋
佐藤十兵衛が主人公の『喧嘩商売』です
ほんとゲスです
社会規範とかどこかに吹っ飛びます
僕は刑務所へ行った人間なので、やたら社会のルールを無視しているとどうなるのかは身を以て知っています
けれどね、自分の枠を壊すという意味では、当たり前のように存在している社会のルールを疑ってみるという過程はやっぱり必要なんですよ
そのルール、いったいいつの間にあるの?
いったい誰が、なんの思惑で決めたの?ってね
義務教育を叩き込まれてきた我々としては、
とにかく意味があるからそのルールがあるんだ、
なんてすぐに思考停止してしまいがちですが、よくよく考えてみたらそうでもないことって多いですよ
んでこの喧嘩商売はほんとにおもしろいです
理屈抜きでおもしろい
表面的なアート性とかは皆無ですが(絵下手だしねw)、
とにかく話がおもしろい
いま僕のなかで一番か二番におもしろいマンガです
でも半分くらいは女子高生ハンターのお話なのでそこは注意が必要です
その関係で、極楽とんぼの山本(みたいな人)なんかも頻繁に出てきます
(特別出演、極楽山本(みたいな人))
続いてはこちら、『監獄学園』
変態です
とにかく変態、また変態、という感じのマンガです
変態しか出てこないです
このマンガを描いてる平本アキラさんは、ロバート・ジョンソンの伝記マンガ、
『俺と悪魔のブルーズ』なんかも描いてますからね
振り幅が凄いです
ぜひこの、
「バカになるうぅ‥」のシーンを観るためにだけにでも読んでみてください
あなたの世界観がどういった方向に拡がっても、僕は一切責任を持ちませんw
ここからはアニメ
『鉄血のオルフェンズ』です
ガンダムのわりかし新しいシリーズですが、僕は元々ガンダム大好きです
大学の夏休みに実家に帰省して、リビングのテレビを占拠してファーストガンダムをぶっ通しで観て家族に白い目で見られたりしてました
ガンダムはわりと重要人物もなにも関係なくバンバン人が死ぬイメージですが、
現実ってそんなものですよね
〝天運〟と言うか〝引き寄せ〟と言うか、まあそういうもので死を免れることがあるのは本当のことですが、
死はいつだって隣にあるものです
そこに重要人物もなにもあったものではありません
そもそも、そんなふうに誰かを祭り上げたりするのは、人間くらいなものです
自然の摂理の前では、動物も人間も、等しく死は隣に在るのです
そしてこのシリーズを観て、改めて
戦争はどちら側も正義なんだな、ということを確認しました
主張を戦わせることの無意味さ、もね
このシリーズでは『阿頼耶識(あらやしき)』というシステムでモビルスーツを操ったりしますが、
この言葉は仏教やスピリチュアルに造詣のある人ならひっかかるのではないでしょうか
そう、ガンダムって深いんですよ
奥さんも意外とガンダムに抵抗なくて、
(弟くんが観てたようです)
むしろハマってくれてるので夫婦で楽しく観ています
さて今回はこのくらいにしておきましょう
鉄血のオルフェンズから、ミーシャの『オルフェンズの涙』を貼っておきます
これがラスト絶妙なタイミングで挿入されるので、
毎回鳥肌が立っちゃいますw
したっけ!